ダイビング練習会の前に (Facebookの記事をシェアしました)
初心者ダイバーのための上達ポイント 適正ウエイト編
適正ウエイトを把握していないダイバーのかた、結構多くいます
そもそも適正ウエイトの定義を知らない、もしくは忘れてしまっているひとが多いです
適正ウエイトとは、水面でBCを使わず中性浮力となるウエイト量です
求め方は、ウエイトを2~3kg(やせ型のかたは1~2kg)程度のウエイトで水面に浮かびます バディに2〜3kgのウエイトを預かっていてもらいましょう 肺に多めに息を溜めた状態でBCの空気を全て排気します このとき眉毛の上ぐらい(マニュアルでは目のあたりとなっていることが多いです)に水面がくるようにウエイト量を増やしていきます 逆におでこより上に水面がくるようであればオーバーウエイトなのでウエイトをベルトから外してバディに預けます
水面の高さを目の高さより上で調整するのは、タンクのエアを消費することによる浮力の変化を加味しています
ちなみに、200kg/㎠、10Lのタンクを残圧50kg/㎠まで使用した場合 (200kg/㎠-50kg/㎠)×10L×1.293g=1939.5g 1.293gは空気1Lの重さ ということで使用後のタンクはやく2kg軽くなります ウエイトをギリッギリの量ですとダイブ終了間際や安全停止時に浮き気味になってしまいます 安全停止後の浮上速度をよりゆっくりと行うように推奨していますので、浮力が付きすぎる状態を避けるため少しだけ重めに設定します
ちなみに、淡水への潜水は塩水との比重が違うため(3%程度)1~3kgウエイトは軽くなります やせ型のかたはウエイト無しでもマイナス浮力のかたもいます
初心者ダイバーのための上達ポイント 潜降編
初心者に限らず潜降が苦手なかたも多いです
まずは適正浮力であることが第一条件です
エントリー時には基本的にBCに1/3程のエアを入れています
潜降の時には、
1.潜降位置の確認(やまだてなど)
2.潜降開始時間の確認
3.シュノーケルを使用しているときはレギュに咥え換える(バディも確認)
4.バディに潜降のハンドシグナル バディのハンドシグナルを確認5.BCのエアを抜けば、水面での中性浮力の状態(吐けば沈み吸えば浮く状態) この状態から息を吐けば沈み始める (通常はBCの排気とともに息を吐きますが、ここではわかりやすく分けて記します)(BCの空気が抜けきったらそれ以上排気ボタンを押し続けても潜降に変化は出ません またそれは潜降の仕組みが充分理解できていないと周りから思われるのでやめましょう)
息を吐いてから沈み始めるまで少しタイムラグがありますがゆっくり待ちましょう
6.こまめに耳抜きをしましょう
7.潜降先に注意し、特に珊瑚などには絶対に触れないように早めに中性浮力を取りましょう ヒップファーストにならないように体勢を整えましょう ヒップファーストのままですと水底の安全は確認できません(ウエイトが背側ではなく腹側に来るようにする、オーバーウエイトにならないようにするとヒップファーストになりにくいです 体の傾きに注意を払いましょう)
潜降のコツは状況によりいろいろありますが、まずは上記のことができればあとはその応用です
例えば、流れの早い場所でのボートからのエントリーでは、水面でもたつくと流されていってしまうのでBCにエアは入れずにエントリー即ヘッドファーストで潜降するなどです
まずは9月6日のダイビング練習会で練習しましょうね(OT)