2015年9月15日火曜日

河和港を綺麗にしちゃうぞプロジェクト1004

河和港を清掃します。

クリーンアップ伊勢湾プロジェクト in 河和港

河和港・海中&陸上を清掃
Kowa-Harborを綺麗にしちゃうぞプロジェクト

10月4日(日) 9時集合
 受付開始は 8時30分から
参加ダイバー募集中!
ボランティア活動をするダイバーと陸上で支援する方も募集しています。

参加について: 事前に連絡をください。Facebookの中潜のサイトか、下記ウエブサイトへお願いします。
タンクとウエイトは中潜で用意いたします。器材は基本的にご持参ください。なお、
必要に応じ器材のレンタルの相談もいたします。
NPO中部日本潜水連盟:chubuniponsensuirenmei@gmail.com
facebook:NPO中部日本潜水連盟
NPO中部日本潜水連盟:名古屋市南区元塩町 fax052-613-3775



2015年9月13日日曜日

エア切れたら

どうしますか?
ダイビングをするにあたって自分の安全は自分の命は誰が守るのか? ガイドか? バディか? どちらも「YES❗️」まずはガイドやインストラクターの指示に従うこと、何かあっ
た時にはバディに助けてもらうこと
でも忘れてはいけません まず自分の安全は自分が作らなくてはならないのです まずは正しい知識とスキルを身につけること そしてそれに慢心せず謙虚に緻密に潜ること
残圧計チェックは基本中の基本 でも万が一エア切れを起こしてしまったとき、どうしたらいいのか?


エア切れは、渋くなったなと思ったら意外と早く吸えなくなります
水深20m10Lタンク使用でエア切れを起こしてしまったとします
マニュアルですとバディに合図を送りオクトパス浮上をするようになっていますが、実際には、①バディが近くにいるとは限らない②バディがスキルに慣れていないorパニックにより落ち着いて対処してくれない可能性がある…などの理由により緊急スイミングアセントをする方が確実なときが多いです バディによりどうするか決断してください 2分かけて浮上することが望ましいですがマニュアル通りに息を吐き続けながらですと多分1分ちょっとしか呼吸は持たないでしょう
このときレギュは咥えたままで浮上しましょう
外圧(水圧)が下がると1stステージから2ndステージへエアが流れます
10Lタンク使用で水深20mで吸えなくなったとしても1atm換算で30L分の空気があります(正確には残圧0kgではなく残圧3kgということです) 10L/3atm=30L/1atmということです
ここで浮上しながら水深15m2.5atm)になりますとタンク内エアは12L/2.5atmとなり差分である2Lの空気が吸えるようになります
同様にそこから水深10m2atm)まで来ると、10L/2.5atm12.5L/2atmとなり差分2.5Lのエアを吸うことができます
要は水深20mからの緊急スイミングアセントでは5mごとに約2L2.5Lのエアが吸えるということです これを踏まえると水深20mからでも2分ほどかけて浮上できそうな気がしませんか?
落ち着いてゆっくり浮上できれば減圧症リスクもより減らせますね

これは理論上の空気の量ですので必ずしも吸えるかどうかはわかりません とりあえずはエアエンボリズムにならないように息を吐き続けること なるべくゆっくり浮上すること どうしても息が続かなかったら吸ってみるぐらいの感覚で浮上してください きっとエア切れを起こした段階で軽いパニックになっていると思うので難しいかもしれませんが…

自然の驚異は

メキシコ ユカタン半島に数多く点在するセノーテ
石灰岩質の大地の地下を流れる水脈です 雨が石灰岩の地層で濾過されて地下を流れるので透明度は100mを超えるとも言われています まぁ濾過水の川ですからね
一部はカリブ海に繋がっていて海水が流れ込んでいるところもあります
リンクの記事のように実際に海水層と淡水層が混ざり合うことなく綺麗に分かれています 境いめがマスクの真ん中に来るように潜るととっても不思議な感じがします 視野の下半分はカルピスのように白く、上半分は100mの透視度 水の中とは思えない景色です
セノーテは全体的には水中洞窟ですが何十メートルかごとにある垂直穴の上から日光が光の柱となって差し込むのを眺めるのも幻想的です
カリブ海でのダイビングも魅力的ですが、ユカタン半島に行ったらセノーテダイビングもオススメです
http://trend-izumi.com/post-4550/


ロシアの水中写真家Anatoly Beloshchinさんは、ユカタン半島にあるセノーテ(陥没穴に地下水が溜まった天然の井戸)の1つを訪れました。
TREND-IZUMI.COM

2015年9月1日火曜日

ダイビング練習会(秋季)の前に

ダイビング練習会の前に (Facebookの記事をシェアしました)
初心者ダイバーのための上達ポイント 適正ウエイト編
適正ウエイトを把握していないダイバーのかた、結構多くいます
そもそも適正ウエイトの定義を知らない、もしくは忘れてしまっているひとが多いです
適正ウエイトとは、水面でBCを使わず中性浮力となるウエイト量です
求め方は、ウエイトを2~3kg(やせ型のかたは1~2kg)程度のウエイトで水面に浮かびます バディに2〜3kgのウエイトを預かっていてもらいましょう 肺に多めに息を溜めた状態でBCの空気を全て排気します このとき眉毛の上ぐらい(マニュアルでは目のあたりとなっていることが多いです)に水面がくるようにウエイト量を増やしていきます 逆におでこより上に水面がくるようであればオーバーウエイトなのでウエイトをベルトから外してバディに預けます
水面の高さを目の高さより上で調整するのは、タンクのエアを消費することによる浮力の変化を加味しています
ちなみに、200kg/㎠、10Lのタンクを残圧50kg/㎠まで使用した場合 (200kg/㎠-50kg/㎠)×10L×1.293g=1939.5g 1.293gは空気1Lの重さ ということで使用後のタンクはやく2kg軽くなります ウエイトをギリッギリの量ですとダイブ終了間際や安全停止時に浮き気味になってしまいます 安全停止後の浮上速度をよりゆっくりと行うように推奨していますので、浮力が付きすぎる状態を避けるため少しだけ重めに設定します
ちなみに、淡水への潜水は塩水との比重が違うため(3%程度)1~3kgウエイトは軽くなります やせ型のかたはウエイト無しでもマイナス浮力のかたもいます
初心者ダイバーのための上達ポイント 潜降編
初心者に限らず潜降が苦手なかたも多いです
まずは適正浮力であることが第一条件です
エントリー時には基本的にBCに1/3程のエアを入れています
潜降の時には、
1.潜降位置の確認(やまだてなど)
2.潜降開始時間の確認
3.シュノーケルを使用しているときはレギュに咥え換える(バディも確認)
4.バディに潜降のハンドシグナル バディのハンドシグナルを確認5.BCのエアを抜けば、水面での中性浮力の状態(吐けば沈み吸えば浮く状態) この状態から息を吐けば沈み始める (通常はBCの排気とともに息を吐きますが、ここではわかりやすく分けて記します)(BCの空気が抜けきったらそれ以上排気ボタンを押し続けても潜降に変化は出ません またそれは潜降の仕組みが充分理解できていないと周りから思われるのでやめましょう)
息を吐いてから沈み始めるまで少しタイムラグがありますがゆっくり待ちましょう 
6.こまめに耳抜きをしましょう
7.潜降先に注意し、特に珊瑚などには絶対に触れないように早めに中性浮力を取りましょう ヒップファーストにならないように体勢を整えましょう ヒップファーストのままですと水底の安全は確認できません(ウエイトが背側ではなく腹側に来るようにする、オーバーウエイトにならないようにするとヒップファーストになりにくいです 体の傾きに注意を払いましょう)
潜降のコツは状況によりいろいろありますが、まずは上記のことができればあとはその応用です
例えば、流れの早い場所でのボートからのエントリーでは、水面でもたつくと流されていってしまうのでBCにエアは入れずにエントリー即ヘッドファーストで潜降するなどです
まずは9月6日のダイビング練習会で練習しましょうね(OT)



お盆前には既に借金生活

---FBよりシェアしたきじです。
お盆前には既に借金生活
言うなれば、毎年 いや、この瞬間瞬間に地球を食いつぶしているということ
人間の生活には無駄が多すぎるね
でも無駄のない生活は禁欲的で息苦しいし… 悩ましいことです
例えば日本人の大好きな鮪や鰻 大きくなるまで育つ個体数以上を消費すれば、全体数は減り続け、持続可能とは言えません
食べ物に限らず、生産量を消費量が上回っているなら、それは在庫を食いつぶしているということ
では、在庫を切らしたらどうなるのか? 考えたことはありますか? まずは経済的弱者(後進国など)にそのしわ寄せがいきます 次に非生産者 特に日本のような肥大化しているが資源などの多くを輸入に頼っている国は、早い段階で飢えに苦しむことになるでしょう 今のように先進国が貧しい国々から搾取するシステムは改めるべきです 持ちつ持たれつ世界が助け合って生きていかなくてはなりません
そして世界の末端である我々個人個人が無駄の少ない生活をしなければなりません
http://wired.jp/2015/08/18/earth-overshoot-day-2015/ (記事参照元)

サンゴとオニヒトデのお話

海中世界の状況は、ダイバーやシュノーケラー以外のひとはなかなか知ることができません 特にダイビングは、海中世界を観察することのできる数少ないレジャーのひとつです
海のゴミは、人々の意識が集まりつつあることもあり減少傾向であることをなんとなく体感できてはいますがまだまだ多いと感じます
海の汚れはプラスチックなどの樹脂ゴミだけでなく有機ゴミや生活排水、工業排水なども原因となります
樹脂ゴミは自然の生態系に戻ることはほとんどありません また有機ゴミやリンなどの富栄養化された水は菌や動植物性プランクトン、その他微生物などにより分解されますが、その過程で多くの酸素を消費し、水中は酸欠状態となります 赤潮、青潮などがこの状態です もちろん魚介類も酸欠により死に絶え、ヘドロの溜まった死んだ海となります
また河川上流の土木工事などでは河川に土砂が流れ込み、そして海に注がれます 土砂がサンゴなどに堆積したり光が通らぬほど水を濁しますと、サンゴと共生する藻の光合成を阻害し、サンゴはエネルギー源を失いやがて死んでしまいます
地球の温暖化による海水温の上昇は海中の生態系に大きく影響します 移動できる魚などは生息域を変えますが元々いた場所ほどの快適さはないでしょう また移動が困難なサンゴをはじめとした生物は温度変化に耐えられず死滅します 次世代にバトンを渡すこともかなり困難な状況になるでしょう
僕の見た感じでは、サンゴの海は昔と比べ彩(いろどり)が減ってきている もっと明るくもっと華やかな海だった気がします 魚ももっとたくさんの種類、たくさんの群れがいました

サンゴの植付けを可否で問われたならば、僕はやはり「可」と答えたい 人が減らしてしまった個体はやはり人が元に戻すべきだと思います
かつてネズミの多い島にネズミ退治としてイタチを放したことがあったそうです ネズミの駆除が終わったらイタチが増えすぎ、次はイタチの駆除…ってこともあったそうです このように個体数の管理はとても難しいのです あちらを増やせばこちらが減り、またその逆もある ただ、サンゴは増えすぎてもそれほど大きな問題にはならなさそうに感じるのは素人考えだろうか? サンゴ(ハードコーラル)は海中に溶け込んだ(地球温暖化の原因のひとつと考えられている)二酸化炭素を吸収しその骨格に変えている 食べられたり寿命を終えたサンゴは石灰砂として白く美しい珊瑚礁やビーチを作る またサンゴは魚礁となり小さな生き物の揺りかごとなる 小さな魚が増えればそれを食すより大きな魚も増える メリットデメリットで考えてもやはり「可」なのではないだろうか?
ただオニヒトデの駆除に関してはなんとも判断ができません サンゴの壊滅的ダメージを阻止するために、異常発生した時のみにとどめたほうが良いのかもしれませんね 皆さんの意見を是非お聞かせください
先にも書きましたが、我々ダイバーは数少ない海中世界の観察者として海の伝道師、いや海の語り部として今身近な海で何が起こっているのかを発信していかなくてはなりません 海の中から地球を考えて、周りに伝えていきましょう
https://oceana.ne.jp/column/57480 (記事参照元)