2015年9月13日日曜日

エア切れたら

どうしますか?
ダイビングをするにあたって自分の安全は自分の命は誰が守るのか? ガイドか? バディか? どちらも「YES❗️」まずはガイドやインストラクターの指示に従うこと、何かあっ
た時にはバディに助けてもらうこと
でも忘れてはいけません まず自分の安全は自分が作らなくてはならないのです まずは正しい知識とスキルを身につけること そしてそれに慢心せず謙虚に緻密に潜ること
残圧計チェックは基本中の基本 でも万が一エア切れを起こしてしまったとき、どうしたらいいのか?


エア切れは、渋くなったなと思ったら意外と早く吸えなくなります
水深20m10Lタンク使用でエア切れを起こしてしまったとします
マニュアルですとバディに合図を送りオクトパス浮上をするようになっていますが、実際には、①バディが近くにいるとは限らない②バディがスキルに慣れていないorパニックにより落ち着いて対処してくれない可能性がある…などの理由により緊急スイミングアセントをする方が確実なときが多いです バディによりどうするか決断してください 2分かけて浮上することが望ましいですがマニュアル通りに息を吐き続けながらですと多分1分ちょっとしか呼吸は持たないでしょう
このときレギュは咥えたままで浮上しましょう
外圧(水圧)が下がると1stステージから2ndステージへエアが流れます
10Lタンク使用で水深20mで吸えなくなったとしても1atm換算で30L分の空気があります(正確には残圧0kgではなく残圧3kgということです) 10L/3atm=30L/1atmということです
ここで浮上しながら水深15m2.5atm)になりますとタンク内エアは12L/2.5atmとなり差分である2Lの空気が吸えるようになります
同様にそこから水深10m2atm)まで来ると、10L/2.5atm12.5L/2atmとなり差分2.5Lのエアを吸うことができます
要は水深20mからの緊急スイミングアセントでは5mごとに約2L2.5Lのエアが吸えるということです これを踏まえると水深20mからでも2分ほどかけて浮上できそうな気がしませんか?
落ち着いてゆっくり浮上できれば減圧症リスクもより減らせますね

これは理論上の空気の量ですので必ずしも吸えるかどうかはわかりません とりあえずはエアエンボリズムにならないように息を吐き続けること なるべくゆっくり浮上すること どうしても息が続かなかったら吸ってみるぐらいの感覚で浮上してください きっとエア切れを起こした段階で軽いパニックになっていると思うので難しいかもしれませんが…

0 件のコメント:

コメントを投稿